え?お腹の中の赤ちゃんにも権利があるの?

そうなんです。
通常は、お腹の中の赤ちゃんはまだ、人であれば誰でも有している
「権利能力」なるものを持っていません。
民法第一条ノ三「私権の享有は出生に始まる」と規定されているのです。
権利能力がないとは「権利・義務の主体となる資格がない」ということなんですね。
所有権とか質権とか抵当権とかがないんですね。
あたりまえか・・・

ところが、唯一ならぬ、唯三の例外があるんです。
それは、

1)損害賠償請求権(民法721条)
2)相続を受ける権利(民法886条)
3)遺贈を受ける権利(民法965条)(遺言で財産を処分することです。)

この三つに限って、まだ「おぎゃ〜」と産声をあげる前からあるんです。
ちなみに1)の損害賠償請求は、親は胎児の代理人ではないので、親が
生まれる前に胎児のために加害者と「和解」をしていても、拘束力はなく、その子供は
生まれた後に、改めて請求することができるとしています(判例)。

では、生まれたときに悲しいことに赤ちゃんが亡くなっていたとしたら、
どうでしょうか。
上の三つの例外は生きて生まれてきたときに限り、認められています。

民法では、赤ちゃんが生きて、お母さんの体から完全に出てきたときに、
「出生」としています。
ところが、刑法では、頭が出た段階で「出生」とされ、そこで殺してしまったりした
場合(中絶)は殺人罪となります。

法律によって赤ちゃんのとらえ方が違ってくるって、不思議だけど
ほんとの話なのです。

でも当の本人の赤ちゃんたちはお腹の中で大人達がきめたルールも
知らず、すくすく育っていることでしょう!



今週のハカマダの目


さて、主婦が風邪をひきました。
偉い方(ほとんどの人が私より偉いのですが・・)に会うということで、
緊張したせいか、その晩どんどん喉が痛くなり、「げっほーっ!げっほーっ!」と
もはや「女を捨てたか」状態の咳が連発でした。
でも、本人は結構、嬉しかったのです。
それは、なぜか?ここ数年風邪をひいたことが無かったからです。
あまりにも久しぶりだったので、つい咳き込んだり、うがいする自分に
酔ってしまいました。
「ついに馬鹿になったのか・・・」と少し心配をしていたのですが、
これで馬鹿になっていなかったことが証明され、ほっと胸をなでおろしました。
相談者、依頼者の皆様、ご安心ください。
まだまだいけるみたいです。

そうそう、喉が痛いときに、とってーもダサダサなのですが、首にタオルを
巻くといいです。「そんな格好悪いことできないって?」
うーん。仕方ありませんね。そんな方はスカーフ(皺になりますよ)か、
タートルネック(汗かきますよ)で代用しましょう!
「首巻タオル」と「うがい」(イソジンとかなければ、リステリンとかでもいいです)
この二つでかなり痛みが治まりラクになります。

あ、最後にアドバイス!宅急便が来たらタオルとるのを忘れずに・・・・

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え?タマちゃんも住基ネットにのっちゃうの?

依然、日本国民をほのぼのとさせているタマちゃんですが、さる方から
「タマちゃんに住民票を交付することは法律上容認できるのか?」という
ネタをとりあげてくれ、と言われたので、可能な限り検証してみましょう。

私達、日本国民の「身分関係」は戸籍法によりを登録・公証されており、
「居住関係」は住民基本台帳法により登録・公証されています。
(ちなみに、外国人は、外国人登録法で「身分関係、居住関係」を登録
されているんですよ)

そのどちらでもないタマちゃんに今年2月、横浜市西区が「住民票」を
交付したのは、皆さんご存知ですね。

そのとき、私達にも付されている悪名高き背番号
「住民票コード(11桁の漢字、数字が混ざったもの)」を付したそうです。。
西区では全国の希望者にそのコピーを配布していたそうですが、
もし、住民票コードが載っていたとしたら、大変です。

住民票は住民基本台帳法第12条2項で、
「何人でも、市町村長に対し、住民票の写し、または住民票記載事項証明書の
交付の請求ができる」としていますが、それは「住民票コード」を省いたもの
ときちんと規定されています。

残念ながら、交付された頃、筆者は簿記検定の追い込みに入っていたため、
うっかりタマちゃんの「住民票の写し」の交付の請求を、
忘れてしまい、確認はできなかったのですが、
もし、タマちゃんの住民票が正規なもので、しかも、コードが載っていたとしたら、
これは個人情報の漏洩、つまり、プライバシーの侵害にあたります。

なーんて、そんなことはありえないと思われます。
西区だって、一般的には、「個人情報保護」はされておられるでしょうし、
タマちゃんの住民票は、区のパフォーマンスの一種だったのでしょう。

だって、それを証拠に「タマちゃんは、転出届出す必要ないそうです。」と
報道されたましたもの(私達は出さなきゃ駄目ですよ)。
だから住基ネットにのる可能性は、限りなくゼロに近いと言えます。

でも、どんなコード(11桁)だったのでしょう。
「西玉男24002400」(ニシタマオ、ニシタマオ、ニシタマオ)でしょうか?
知っている方教えてくださ〜い。

最後になりましたが、きっと、もっと深く掘り下げることも可能でしょうが、
スペースと筆者の体力上の都合でここまでとさせていただきます。


今週のハカマダの目

アザラシの次は蜂です。主婦の家に蜂が巣を作りました。
体長2センチもある丸々した蜂です。そこで考えました。

1.駆除してくれる公、もしくは民間の機関を探す。
2.放置して蜂の巣を完成させ、あわよくば、蜂蜜を収穫する。
3.直接対決

しばし、考えた後、主婦は、ご想像通り、そう!「3」を選びました!
なぜならそのあと出かける用事があり、悠長にしていると蜂の巣を完成されそうな
勢いだったし、蜂蜜も期待できそうになかったからです。

「ゴム手、帽子、サングラス、マスク、ジャンパー、ジーンズ」で変身し、
ノズルの長い殺虫スプレーで蜂がヒタヒタになるまで浴びせかけました。
もちろん、蜂はこちらに反撃しようと飛んできましたが、窓辺にいたので
すかさず、網戸を閉め、網戸越しに再度ヒタヒタにしてやりました。
「ひえ〜。」とはさすがに聞こえませんでしたが、蜂はどこかへ行ってしまいました。
20分くらいして、外の様子をそ〜っと伺うとどこにも蜂は見当たらなかったので、
変装したまま外へ出て、傘の先で蜂の巣を壊しました。
とてもこわかったのですが、また来たら嫌だったからです。
蜂の巣が家にくっついている先端部分はアロンアルファみたく取れなかったので、
念入りにヒタヒタにしました。

でも、変装したまま、「傘の先で蜂の巣を壊す」その姿は、一種、異様な光景でした。

お巡りさんが通らなくてよかった・・・・・。

その晩、帰宅した主人に褒めてもらおうと、ホクホクして報告すると、
「ぬわーんて危ないことするんだっ!もう、絶対、二度とこんなことするなっ!」と
返り討ち(ん?なんか違いますね)にあい、見事、
脳天から真っ二つに切り裂かれたのでありました。

その後、主婦がイジケたのは言うまでもありません。

(注)よいこの皆さんは危ないので決してまねをしないでください。

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え?文章になってない法律ってあるの?

そうなんです。あるんです。
文章になって「××法、×年○月△日公布、○年△月□日施行」といった形で
本に載っていたりするものだけが、法律というわけではないのです。

法律にはその存在する形(ちなみに「法源」っていうんですよ)
により2つにわけられると思ってください。

1.成文法  
こちらがおなじみの「憲法」とか「民法」とか「戸籍法」とか「商法」とか 
文章になっているやつです。一定の手続きを踏んで制定され、     
一定の形式によって公布される法のことです。
         
2.不文法  
こっちが、文章によらず表現されている、つまり明文になっていない法律です。
たとえば、筆者がよく「判例では・・」ってコメントだしてますが、判例も
「判例法」として一種の法律をしてとらえられているのです。

判例はその文字の通り、裁判の判決の先例のことです。
この「裁判官の解釈」は一つの重要な基準となっているんですね。
テレビでよく法律家が「この事件によく似たケースで、××になったという
最高裁の判例もあることですし、」って言っていたりするのは
判例がれっきとしたルールとして扱われている証拠なのです。

判例以外では「慣習法」なんてのもあります。
一定の社会的行為が長期間、慣行的に行われ、それが、やがて人々の間の
規範となり、立法機関の制定手続きを経ていないけれども法律として
とらえられているものです。

「事実たる慣習」と違うのは、「法的確信」が存在するところです。
法的確信というのは「社会秩序のために、慣習に従うことが必要」と意識されて
いることをいいます。

たとえば、あるAという社会でBという明文にはなっていないけど、
きまりがあるとします。
そして、
民その1「ここ(A)じゃ、昔からBは「どーたら、こーたら」するって
     決まってるんじゃ。」
民その2「なーに、おめえ、当然のこと言ってるんじゃ。あほらし。」
民その3「んだ、んだ。」

と人々がBを法律として確信しているところがポイントなんですね

うーん、なんだかこ難しくなってきましたね。ここいらで「いつものやつ」に
バトンタッチしましょうか!

ようするに、法律には「文章になっているやつ」と「なってないやつ」が
あるんだ、とだけ解ればじゅーぶんで〜す!


今週のハカマダの目

なんだか最近春が短いですよね。
暖かくなったなあ、なんて思って、ぼ〜っと日向ぼっこしよっかな〜、
なんて思っているうちに「あち〜っ」ともはや、夏ではないか、
みたいな年が続いているような気がしているのは主婦だけでしょうか。

で、夏ばてとか、このジメジメした湿気で食品衛生的にも心配だわ、
なんてあなたにとっておき(うそ)のレシピをご紹介しましょう!

て、偉そうに言ってしまいましたが、あまりにも手抜きで、
世の中の男性陣は「。。。。」かもしれないので勇気のない方は
読まないでくださいね(うそです!お気を悪くしないでくださいね!)。

題して「納豆キュウリ」(これだけでもすでに手抜き加減がバレバレ。。。)

〜(材料)〜(量はお好みで)、
キュウリ(千切り)、
玉ねぎ(薄切りにして冷水にさらす、ちなみに主婦はさらさない)、
納豆(付属のたれ、からしであえておく)、
ワカメ(一口サイズに切る、乾燥なら水でもどす)

〜(たれ)〜(量はお好みで)、
めんつゆ
おろししょうが(チュ−ブに入ってて100円ちょいのやつでひたすら手を抜く)
お酢(ほんのちょっとでいい)、
ゴマ

これをボウル(主婦はどんぶりで和え、そのまま食卓へ運んでいる。。。)に
入れてひたすら和えましょう。納豆のネバネバがいい感じになったら
食べごろです。納豆のネバネバは体にとてもいいそうです。
抗菌効果もあるそうです。

でもちゃんと野菜とかは洗ってから食べてくれなくちゃ、
お腹こわしますから逆効果ですよ。主婦はそこまで責任もてません。。。



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え?体を使っても「事務」管理?

事務管理ってOLとか事務員さんのことではないんです。

事務管理とは、例えば、お隣が留守をしている間に嵐がきて
お隣の屋根が吹き飛んだり、窓が割れたりした時に、
頼まれてはいないし、法律上義務もないけどお隣さんのために修理すると
いったようなことをいうんです。

民法では、
(第697条1)「義務なくして他人のために事務の管理を始めたるものは
その事務の性質に従い最も本人の利益に適すべき方法により
その管理をなすことを要す」
(第697条2)「管理者が本人の意思を知っている時またはこれを推察できる
時はその意志に従って管理をなすことを要す」
と規定されています。

ですから、「頼まれてもいなんだし、こっちの親切心だから、いいや〜」
っていいかげんなのはダメなんです。

善管注意義務といって、その状況に応じて社会通念上要求される
「善良なる管理者の注意義務」を負っているのです。
つまりベストの管理をしなくてはいけないのです。

ですが、緊急時(本人(この場合お隣さん)の身体、名誉、財産などが
差し迫った危険にさらされている時)には、

「悪意(損害の発生を知っていた)」または
「重過失(重大な過失でそれに気がつかなかった)」

の場合を除いては損害賠償の責任を負わないとされています(第698条)。

また管理者はできるだけ早く本人に管理開始の通知をしなくてはいけないん
ですね。でも知っているときはしなくてもよいとされています(第699条)。

「こんなに大変だったんだから、お金くれるかな〜」って期待するのも
ダメです。とくに本人は管理者に報酬を払う必要はないんですよ。
でも本人の利益となる費用を出したときは、本人は管理者にその分を
支払わなくてはなりません。
「え〜!頼まれてもいないのに勝手にこんなことして!かえって迷惑!」
という場合には「現に利益を受けた範囲」内で支払えばよいとされています。

管理者が本人の利益となる債務を負った時は、本人はその債務の
弁済または担保の提供をしなくてはいけないともされています。

人の親切心を無駄にして・・と思う人もいるかもしれませんが、
おせっかいになる場合もあるし、不法行為になってしまう場合も
あるので、きちんと法律で決められているんですね。

でも、お隣さんとはうまく付き合いたいですよね!
親しくしていると、いいこといっぱいあるんですよ〜。
結婚してからやっと最近気がついた筆者なのでした〜。


今週のハカマダの目

主婦はほとんど毎日走っています。
家の中でもそうですけど、今日お話したいのは「お外」です。

つまりジョギングをしています(偉そうに言ってますが、
だいたい30分くらいの短時間です)。
雨の日でも雪の日でも雹の日でも、大降りじゃなきゃ走っちゃいます。
これってかなりの変人に見えるらしく、仕事前にひとっ走りしている関係で、
いつも通勤途中のサラリーマンとかに「????(なんだ、こいつ)」って
目で見られたり、子供「あの人、なんで走ってるの〜?」母親「しっ!!」、
ってな会話が背後から聞こえてきたりしています。

犬の散歩仲間のご婦人には「毎日走っていらっしゃるの?何かの強化選手で
らしたの?」とか「雨でも走ってらっしゃるの?」と興味津々きかれちゃいます。
特に最近は暑くなってきたので、最後の方はユデダコ状態になり、
頭からは湯気がでています(うそ)。
本当はそんな顔して走っているのは、一応まだ女性だし、
とっても恥ずかしいのです。

きっかけは、リハビリです。以前、体を壊した主婦は、なかなか体調がもどらず、
ゆくゆくは開業を考えていたため、「こーなったら走るしかないっ!」
って決意したのが、始まりでした。

お陰でなんだか丈夫になりました。この前久々風邪を引きましたが、
それまでほとんど病気にはなっていません。

仕事と家事の両立(う〜ん、しているんだろうか。。。)するには、
かなりの体力がいるので、今は続けてよかったなあ、と思ってます。
皆さんも、どうですか?仕事前に走ると細胞が目覚めてはかどりますよ〜。
でも、くれぐれも熱中症には注意してくださいね〜。



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